水面特性

水面データ

水面データ   

戸田の競走水面は淡水で、波は一年を通して穏やかである。水面の横幅が107.5mと全国のボートレース場の中で最も狭く、全速旋回には不向きなコースである。狭いコースゆえ旋回性を重視し、チルトは最大0.5度までしか上げることができない。また、狭い水面で安全にレースを行うために、ターンマークの振り幅が他場より大きめになっている。旋回した艇が外へ膨らんでも壁にぶつかりにくくするよう、1マークはスタンド側へ大きく移動されている。ホーム側水面の幅はスリット付近で50mあるが、1マーク付近になると37mまで狭まる。

そして、戸田の水面はイン1着率が全国ワーストクラスで「まくり水面」と言われる。インからスタートする場合、スリットを通過すると右へ斜行しながら進まなければならず、1マークが窮屈になるケースが多い。よって、スタートの遅れやターンのミスがすぐ敗戦につながる。一方、3コースおよびカド位置のセンター勢はスタートから1マークまで直進でき、内寄り勢を自然に絞り込めて有利に走れる。

イン優勢が顕著な現代ボートレース界に一線を画し、センター速攻が多発する水面、それが戸田の特徴である。

所在地 埼玉県
モーター 減音
水質 淡水
干満差 なし
レコード 1.43.8 横山 節明 2000/04.09

水面データ入着率

春

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1コース
2コース
3コース
4コース
5コース
6コース

夏

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1コース
2コース
3コース
4コース
5コース
6コース

秋

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1コース
2コース
3コース
4コース
5コース
6コース

冬

コース 1着 2着 3着 4着 5着 6着
1コース
2コース
3コース
4コース
5コース
6コース

OB選手インタビュー

池上 裕次

レーサー目線で戸田の水面について解説します!

1コーナーのホームの幅が37メーター、バックが70.5メーターとほぼ日本一狭いレース場であり、水面の狭さから普段気にならない横の動きが視界にも耳にも入り、つられやすい。
また、水面が狭いことで①スタート勝負になりやすい・②密集するのでまくりが決まりやすいやすい、という特徴がある。
風向きの影響もアリ。春は東からの向かい風で、夏は南風。スタートは向かい風でスタート後が追い風。秋にかけて向かい風が強くなり、冬になると北西からの風が一番多く強くなる。戸田の場合はガラスのカーテンに反射するため、追い風の影響は大きい。
水の特性としては、戸田は淡水で非常に硬い。硬いと船が跳ねやすく、ターンするときに外れやすい。

この水面での舟券の攻略は、スタート展示の行き足と、周回展示のかかりに注目を。